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第7回 キャンパス裏話

Updated: May 4, 2021



 大都会東京の真っ只中に位置する信濃町キャンパスは、素晴らしい交通の便とは裏腹に、敷地が狭いと感じている方も多いであろう。ただ、狭いと思いながらも、大抵はキャンパス内の特定の建物しか使用しないため、どこからどこまでが慶應義塾大学医学部・病院の敷地であるのか、正確に説明できる人は少ないと思う。本稿では、あまり知られていないキャンパス内の建物を紹介し、医学部について興味を持って頂く一助としたい。


 第二校舎横の元一門を抜けてメーヤウに行く際,右側に通称「猫マンション」と呼ばれる茶色の建物がある。見た目はマンションなのだが、人の出入りは全くなく、不思議に感じたことはないだろうか。野良猫と戯れている医学部生を見かけることもあるが、実はこの建物、東別館という名前の本塾の持ち物なのである。以前は信濃町パークサイドハイツという名前の6階建高級マンションであり、屋上にはプールもあったようである(Google Map衛星写真で跡地が見える)。2011年に売りに出されたところを本塾が購入し、現在は倉庫として利用しているとのことである。仮設F棟の裏に回ると、キャンパス内から猫マンションへの通路があり(立ち入りは禁止であるが、そこから猫マンションの裏側も垣間見ることができる。


 また、猫マンションの隣の三角形の形をしたコインパーキングも、本塾の所有物である.元々東京電力病院の寮であったところを本塾が獲得でき,しばらく空き地だったものを2016年からコインパーキングとして利用しているのである.


 本稿では猫マンションと三角コインパーキングを紹介したが,あまり知られていないキャンパス内の建物はまだまだ存在する。100周年事業で新病院棟が完成したばかりであるが、現在眠っているこれらの建物がこれからどのように生まれ変わっていくのか、想像するとワクワクしてくる。仕事に煮詰まった時、こんな建物が建ったらいいなと想像しながら、はたまた野良猫に会うために、キャンパス内を散策してみてはいかがだろうか。


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