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第9回 解体工事の先に

 新病院棟1号館が開院(2018年5月)してから早3年が経とうとしている。研究棟と病院を含むキャンパス内のほとんどの建物が新しくなり、すっかり綺麗な建物での快適な生活に慣れてしまっているが、信濃町キャンパス内の工事は尚も続いている.本稿では現在も続く施設整備工事の状況と、工事終了後のイメージを読者の皆様にお伝えしたい。

 病院1号館と2号館の連絡通路から煉瓦館の方を向くと、すっかり開けた壮観な工事現場を見ることができる。この工事は、老朽化した病院施設を、最新の設備を備えた施設に10年近くに渡り建て替えていく1号館新築工事計画の一環であり、以前は入院病棟や検査などの病院機能を担っていた1号棟・2号棟・中央棟の解体が行われている。かつてこの場所にあった2号棟と中央棟は、既にすっかりとなくなってしまった。現在医学部6年である私はそこにあった病棟に入ったことがないが、1階にあったナチュラルローソン・リネン室,地下1階の保健管理センターやシャワー室には懐かしい記憶がある。2号棟と中央棟の解体作業が終了すれば、残すは1号棟を解体するのみとなり、昭和戦後の復興計画により誕生したこれら3棟は役割を終えることとなる。昨年まで多くの利用者を悩ませた「O号棟」と「O号館」の混在もようやくなくなり、病院内で迷うことが少なくなったことだろう。

 旧棟の跡地にはエントランス棟の増築と駐車場の拡充が行われ、2022年の春にようやく新病院棟をはじめとする施設整備工事が完了する予定である。

 来年の春には信濃町を降りれば、イメージ図のように緑のある開けた玄関が目の前に広がる予定である。新宿に位置し、今まで建物で雑多な印象であった慶應義塾大学病院であるが,新病院棟開院に続き,病院の顔である玄関が綺麗で広々とすることで、「世界に冠たる総合医学府」に相応しい建物となるであろう。中で学ぶ私たちもその外見に恥じぬように、プロ意識を持って励んでいきたい。


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