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第4回 COVID禍での部活動ー青空下での活動再開に向けて

Updated: May 4, 2021

 第二回の連載からCOVID19下での学生生活について取り上げてきた。今月の記事では、現在部活動がどのようにして行われているかを少し紹介したい。

 三月の下旬に部活動の自粛が学校側から通達され、それから間もなく四月十九日には今年度の東日本医科学生総合体育大会、通称「東医体」の中止が決定した。多くの部活で同学年が幹部代として部を運営していることもあり、四年生は特に落胆と衝撃が大きかったように思う。私にとっても、毎年の夏の思い出の大部分を占める東医体がなくなってしまったこと、何も成し遂げることがないまま幹部を終了してしまったことは残念でならない。しかしそんな中でも、オンラインで活動を行っている部は多い。


 いくつかの部活(テニス、水泳、ゴルフ、バレーボール、野球など)に現在の状況を聞いてみた。すると、試合が次々に中止になり目標が定まらない中でも、モチベーションを維持できるよう様々な工夫をしていることがわかった。この期間、自分自身に向き合う機会が増えたことで新たな発見をすることもあり、そのような発見や戦術、今後の課題・目標をオンラインミーティングで共有しているそうだ。そのほかにもオンライン筋トレ、オンラインリクリエーション、メーリスでの近況報告リレーなどで部員間のコミュニケーションを図っている。どの部活も来たる活動再開を信じて、今できることを精一杯しながら「心技体」を鍛えているのである。


 先日、婦人科の阪埜先生の授業においてニュートンの「創造的休暇」という話を伺った。これはペストが流行する中、ニュートンが大学から離れて田舎に疎開した2年間のことを指す。この期間にニュートンは「万有引力の法則」を始め、彼の主要な業績の大部分の着想を得たのだという。私達はコロナが流行し、大学に今までのようには通えていない、という意味でニュートンと似たような境遇にいる。「学校で友達とともに授業が受けられない」「実習ができない」「部活動ができない」ことを焦れったく感じている生徒も多いだろう。これからも、この歯がゆさを自分にとって最良の形で昇華し、将来の糧になるような創造的な日々を過ごしていければと思う。そして、いつか「普段通りの生活」に近い日々を送れるようになり、勉学・研究・部活動などを思う存分できるようになることを願ってやまない。


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慶應医学部の一大イベントといえば慶應医学賞が思い浮かぶ。KSAMでは、これまで慶應医学賞受賞者へのインタビューや懇親会の司会を行ってきた。すでに2022年度の受賞候補者募集が終わり、早くも今年度の受賞者発表に心が弾む。これまで8名ものノーベル賞受賞者を輩出してきた慶應医学賞の歴史を見ると、第1回は1996年に遡る。第1回の選考では世界18カ国に1,300通余りの推薦依頼状が発送され、117名の研究