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第3回 授業も試験もオンライン  それでも学ぶ私たち

Updated: May 4, 2021

 先月は、COVID-19下の実習について取り上げました。今月の記事では、四年生以下の教育に焦点を当てます。オンライン授業だけでなく、四年生は唯一オンライン試験も受けた学年であり、稀有な体験に満ちた一学期でした。キャンパスに行くことなく、ひたすら自室のパソコンで学び続けた一学生としての率直な感想を紹介させていただきます。


  授業は、基本的にオンデマンド形式です。好きな時間に視聴できるので自分の時間との相談ができ、加えて通常の授業では絶対にできない巻き戻しや早送りもできるので、進度もカスタマイズできます。試験前にもう一度講義を見直して復習することもできます。最初こそ慣れなくて不安もありましたが、今は寧ろ普通の授業より自分のペースに合わせられるし、通学の時間もなくなったので睡眠や趣味に充てる時間も増えメリット尽くしだと感じています。学生からは案外好評だという印象です。

 一方で、試験にはオンラインでの実施に賛否両論がありました。試験自体より、通信環境に心配の種が尽きず、いつも以上に緊張してしまいました。資料持ち込み可のために、問題数が増えたので、必死にGoogle Formに解答を埋めようという「時間との戦い」でした。座学は覚えることが多く、オンライン試験で果たして学生は勉強するのだろうかという懸念が時々聞かれましたが、寧ろ一問を素早く解けるようにするためにいつも以上に念入りに勉強しました。これまで数々の試験を受けてきましたが、最も印象に残った試験期間でした。

 学生、先生、全ての教育に携わる人にとって未知の挑戦の連続であったと思います。まさに「新しい教育様式」を実践した学生たちは、創意工夫しながら、その変化に上手く対応して自分なりの学習方法を見つけています。


 かつての先輩方は、戦後、信濃町教会等を借りて焼け跡からいち早く教育を再開したといいます。どんなに困難な状況にあっても、学ぶことは続けることができるし、続けなければならないと、このような時代だからこそ実感させられます。今年一年間はオンライン授業を行うことが決まりました。オンライン学習は便利ですが、パソコンに一人で向かい合う日々は孤独です。同級生や先生方と互いに顔を合わせて話しながら、共に学べる日がいつか再び来ることを願って、今は来年から始まる臨床実習に向けて学び続けています。



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